空虚なスローガンでは防衛政策は成り立たない

ニュージーランドは、ファイブ・アイズ・スパイ同盟への関与を正当化する空虚なスローガンよりも、アンドリュー・リトル国防大臣からもっと良い評価を受けるに値する。

同盟を破棄するというマオリ党の方針に対し、リトル氏はファイブ・アイズを離脱することは「国家安全保障と世界的使命を脅かす」だろうと述べた。

その逆も真実です。

私たちが米国と「中国を封じ込め」、地球の「全領域の支配」を主張するその攻撃的な姿勢と歩調を合わせれば、私たちの国家安全保障は脅かされる。 この米国の公式政策は、外交、文化、経済の支配と並行して、地球の陸、海、空、宇宙の完全な軍事支配を意味する。 古典的な帝国主義。

そして、ファイブアイズを離れることでどのような「世界的使命」が脅かされるのでしょうか？ アフガニスタン侵攻？ イラク占領？ リビアの破壊？ そしてシリア？ 邪悪な独裁者を支援しますか？ パレスチナ人民に対する残忍な弾圧を支持しているのか？ こんなに多くの国で民主主義が破壊されているのか？ (1949 年シリア、1953 年イラン、1973 年チリ、その他多数)

米国は常に、民主主義や人権、さらに言えばニュージーランドの利益を考慮することなく、自らの世界的利益とみなすものに従って行動する。

実際、米国はアルミニウムと鉄鋼に懲罰的関税を課し、ニュージーランドに制裁を課している唯一の国である。 トランプ大統領はこれらの制裁を一方的に課し、バイデン政権下でも継続されている。 私たちの弱虫な政府は抗議の声を上げなかった。

ニュージーランドはアメリカの価値観を共有していませんが、これを声高に言う勇気を持ったマオリ党に祝福を送ります。

ファイブ・アイズ・スパイ同盟から離脱するというマオリ党の原則的な政策は、歓迎すべき新風だ。